【高配当株の基礎】PBRとは?意味・目安・使い方を初心者向けにわかりやすく解説!

  • 2025年5月5日
  • 2025年5月6日
  • 高配当株
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こざお
高配当株の基礎シリーズ!今回は高配当株を選ぶ際に欠かせない指標のひとつについて解説します。

 

✅ PBRってなに?
✅ 低いと本当にお得?
✅ 高配当株を見るときにどう活かせばいい?

こういった疑問をお持ちの方に向けて、初心者にもわかりやすく「PBR」の基本と使い方をご紹介します。

 


🔰 PBRとは?意味を簡単に説明

PBR(株価純資産倍率)とは、「企業の資産価値」と比べて「株価が高いか安いか」を表す指標です。

英語では「Price Book-value Ratio」と呼ばれます。

ざっくり言えば…

『会社の資産価値と比べて、株価が割安かどうか』を知るためのものです。

 

🧮 PBRの計算式

PBRは次の計算式で求められます。

PBR = 株価 ÷ 1株あたり純資産(BPS)

たとえば、株価が1,000円、1株あたり純資産(BPS)が2,000円なら、

PBR = 1,000 ÷ 2,000 = 0.5

この場合、会社の資産の半額で株を買えているということになります。

 


📊 高配当株とPBRの関係性

高配当株を探すときは「配当利回り」ばかりに目がいきがちですが、PBRもセットで確認するとより安全に投資判断ができます。

こんなケースに注意!

  • ✅ 配当利回りが高いけど、株価が下がりすぎてるだけ
  • ✅ PBRが低すぎる=将来への期待が薄い可能性あり

つまり、配当が高い理由が「人気がない」「将来に不安がある」場合もあるということです。

 


📉 PBRは低ければ割安?落とし穴も

PBRが1倍未満の場合、「資産価値より安い株価」という見方ができます。

しかし、“なぜ安いのか?”を見極めることがとても重要です。

低PBRの注意点

  • 📉 業績が悪化している
  • 💸 今後の成長性が期待されていない
  • ⚠️ 配当が減配・無配になるリスクも

ただ「数字が低い=お得」と考えるのではなく、背景をチェックしましょう。

 


📌 PBRの目安はどれくらい?

以下はあくまで一般的な目安です。

PBRの水準 投資判断の目安
~0.8倍 割安だが理由に注意
0.8〜1.2倍 資産価値に近い。高配当株向き
1.2倍~ 将来性が評価されている成長株

高配当株では「PBR 1倍前後」で安定した財務のある企業を狙うと◎です。

 


✅ IRバンクでPBRを確認する方法(PC・スマホ共通):

  1. IRバンク(https://irbank.net/)にアクセス

  2. 検索窓に企業名または証券コードを入力(例:JT → 2914)

  3. 銘柄ページが表示されたら、「財務・業績」や「指標・株価」などのタブをクリック

  4. 「PBR(株価純資産倍率)」の数値が確認できます
     → 多くの場合、年次・四半期別に推移も確認できます

 


📝 まとめ:PBRの見方と使い方

PBRは「企業の資産と株価のバランス」を表す大事な指標です。

ただし、PBRが低いからといって即買いは危険。必ず以下のような他の要素と組み合わせて判断しましょう。

  • ✔ 配当利回り
  • ✔ 売上・利益の成長性
  • ✔ 自己資本比率・キャッシュフロー
  • ✔ 今後の事業環境

 


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