残酷な現実をお伝えしますが…仕事ができない社員のレッテルを貼られてしまうと以下のようなデメリットがあります。。
- 昇格(出世)ができない
- リストラ対象となる
- 給与アップができない
例え、同じスキルを持っていたとしても、上司から仕事ができないと思われるだけで、年収が数十万~数百万違ってくることもありえますから、今回の記事を最後まで読んで仕事ができない人の特徴に当てはまる点が無いかチェックしてみて下さいね。
仕事ができない人の特徴6選
レスポンスが遅い
メールの返信や依頼した仕事に対するレスポンス(返信)が遅いことが、仕事ができない会社員に共通している特徴の一つです。
レスポンスが遅くなる原因はいくつも考えられますが、仕事ができない人は『タスクの優先順位付けが下手』な事が主な要因となります。
仕事(業務)では多くのタスクが与えられ、一つ一つこなしていく訳ですが、日々タスクの数は変化し優先順位も変わっていくものです。
例えば、メール一つとっても、すぐに返信しなければいけないもの、後回しにしても良いものが存在し、その仕訳け(優先順位付け)をして対応していくことが重要です。
優先順位付けが下手だと、重要なタスクを後回しにしてしまい、業務に支障が出て(あいつは仕事ができないな…)とレッテルを貼られてしまいかねません。
理解度が低く同じミスを繰り返す
成長スピードが人それぞれなのと一緒で、理解度にも個人差があります。ただ、いつまでたっても仕事ができない部下の特徴の一つに理解度が低いというものがあるのも事実。
何度教えても理解せずに、同じ失敗を繰り返してしまう…。その結果として、同じチームの仲間(同僚、先輩)がフォローする時間が必要になります。
必要以上にフォローが必要になるとチームとしての生産性に関わってくるので、結果として会社の業績にも影響が出てしまう可能性があります。
新人・若手の仕事を覚えていない時期に理解度が追い付かず失敗をしてしまうのは仕方ありませんが、その状態が長く続くと仕事ができない人として周りから見られてしまいますので注意が必要です。
理解度が低い人の特徴として、
- メモを取らない
- そもそもやる気がない
- 不注意
などが挙げられますが、それぞれ本人が改善できることが多いので気にしてみましょう。
また、精神的に参ってしまっているうつ病など病気が原因で同じミスを繰り返してしまう人もいますので、その場合はすぐに病院を受診するようにしましょう。
仕事のスピードが遅く期限を守れない
どんな仕事にもスケジュール・期限があり、期限を守りながら品質を担保することが重要です。
仕事ができない会社員・部下の特徴として、仕事のスピードが遅いというものがあります。当然、仕事が遅いので期限が守れず、残業や休日出勤、しいてはリスケの必要が出てしまいます。
基本的に仕事はチームで行うので、年次、実力がバラバラのケースが多いです。なので、それぞれの実力に応じた仕事・タスクを上手く割り当ててスケジューリングすることがプロジェクトリーダーの仕事です。
そのスケジューリングがある程度適切に行われている前提で、毎回遅延する、品質が悪く期限を守れないのであれば改善の必要があるでしょう。
先ほども書きましたが、仕事は一人で行うものではありません。一人の遅れがチームの遅れ、会社の業務の遅延に繋がってしまうのです。
品質を担保した上で期限を守る、スケジュールを厳守するという意識は持った方が良いでしょう。
失敗を他人のせいにする
他責思考の人も仕事ができない会社員に多い傾向です。
ミスを自分を責任として認めず、環境や人(お客様、同僚、上司、会社など)のせいにして責任転換するのです。
失敗を他人のせいにする人は、責任感が弱いともいえるかも知れません。責任感の弱い人には、重要な仕事を任せることができません。
指示待ち
自分で考えて行動ができない、上司や先輩からの指示が無ければ行動できない人も、仕事ができない人の特徴と言えます。
プロジェクトの全体スケジュールや各担当者のタスク割り振りはプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーと呼ばれる人が行うことが多いですが、振られた仕事が無いからといって何もしないのはNG行動です。
何かあれば報告・連絡・相談(ホウレンソウ)を行い、自ら考えて行動できるように意識しましょう。
仕事に対してやる気がない
真っ先にリストラ対象となる人の特徴は、仕事に対してやる気がない社員でしょう。
業務に支障が出るほどのやる気のなさは、業務効率に影響が出るので関わるプロジェクトの進捗、品質に問題が発生する可能性があります。
やる気がない社員に与えられているタスクの遅延を周りのメンバーがフォローしなくてはいけなくなるため、周りからも仕事ができない人としてレッテルを貼られてしまいます。
仕事ができない人の原因・考え方
仕事ができない人の特徴を解説しましたが、いかがでしたか?
私にも当てはまるかも…という気付きがあれば嬉しいです。お気づきだと思いますが、上記した仕事ができない会社員の特徴6選を意識して逆の行動をしている人が仕事ができる人だと言えます。
では、仕事ができない人の原因はどのようなものか、解説したいと思います。
病気
うつ病やADHDなど、病気が原因で仕事ができない状態になっている可能性があります。
激務やパワハラ、セクハラ、向かない業務内容など、要因は様々ですが、精神的に病んでしまう会社員が一定数いることは現実としてあります。
- よく眠れない
- やる気が全く起きない
- 細かいミスが増えた
など、今までの自分と違った部分にきづいて対処するようにしましょう。
環境(教育環境)
2点目の仕事ができない人の原因は、教育環境にあります。これは、あなた自身の問題ではなく会社の問題だといえるでしょう。
- 入社翌日から現場に放り込まれて教育期間が全くない
- 資格制度、セミナー制度など社員を教育する環境が無い
こういった会社だと、教育制度が充実した会社との差がでるのは当然。
指示待ち人間と一緒で、環境が悪い!と周りのせいにばかりしていてはダメですが、環境があなたの成長に影響を及ぼすことが間違いありません。
また、上記のような教育に投資をしない会社に限って社員を道具としか見ておらず、残業代がでないにも関わらず激務のブラック企業だったりしますので注意が必要です。
成長意欲の欠落
仕事ができない人・会社員の原因のうち、もっとも考えられるのが成長意欲の欠落といえるでしょう。
私が、社会人になって15年で計200人以上の部下を見てきましたが、仕事ができる社員、仕事ができない社員の違いを一つ上げるとしたら『仕事ができて出世も早いのは成長意欲が高く、自己投資を継続している』という点が挙げられます。
新入社員で入った日、その時点においてはスキル差はそれほどないのですが、1年、2年と経過すううちに社員間の実力差はみるみるついてきます。
当然、会社としては仕事ができる人間に重要な業務を与えますし、結果を出す社員を出世させるので、仕事ができない社員は給与も上がらず実力差も開いていく結果となります。
自らのスキルを上げるために資格を取得したり、セミナーを受講したり、本を読んだり…仕事ができる社員は業務外の時間をスキルアップのために投資する傾向にあります。
仕事ができない人の対応や指導方法
仕事ができない部下は一定数いるものです。その部下をどう対応すべきか、指導方法に悩むケースも多いでしょう。
- 仕事の覚えが悪い
- 仕事のスピードが遅い
- 成果物の品質が悪い
いつまで経っても成長しない社員が一定数は必ずいますよね。
一定数ならまだしも、他の部署に比べて部下の成長スピードが遅い気がする、、、そんな時の対処法をお伝えします。
私が考える仕事ができない人の対応には以下の2点があります。
指導を強化する
まずは指導を強化すること。本人とコミュニケーションする機会を増やす、担当チームのリーダーと認識を共有し重点的に指導していくことも検討が必要です。
仕事ができない人は、そもそも周りと比べて自分が仕事ができないことに気付いていないケースも多いもの。
そのため、できていないことはできていない、ここまでスキルアップして欲しいということをしっかり伝えましょう。
見切りを付ける
これは、仕事ができない人を部下に持つ上司へのアドバイスになるのですが、目指すゴール、そこに向かうための求めているスキルをしっかりと伝え、教育・指導も強化して上で全く成長が見られない場合は早めに見切りを付けることも重要です。
せっかく教育してきた社員が抜けることは損失なので、避けたい気持ちも分かりますが、いつまでたっても仕事ができない社員に工数を割き続けることは、チーム、部門、しいては会社にとって大きな損失になる可能性があります。
腐ったミカン効果ではありませんが、会社に対しての愛着が全くなく、モチベーションが下がりきった社員を雇い続けることは、本人だけでなく他メンバーへの悪影響も考えなくてはいけません。
部署移動、転職も視野に対応を検討していく必要があるでしょう。