あなたも、こんな悩みを抱えているかも知れませんね。
この記事では、現役サラリーマン部長として都内の中小企業で社畜として働く管理人が、会社辞めたい!と思った時にどう行動すれば良いか?をいくつかのケースごとに解説したいと思います。
この記事を読むと分かること。
✅ 仕事を辞めたいと考える理由5選(中小IT企業)
✅ 無理をして仕事を続けるリスク
✅ 仕事を辞めたいと考えた時のオススメ行動とは?
サラリーマンとして雇われながら働いていると、
- 会社を辞めたい
- 社畜から解放されたい
- 別の会社も見てみたいな
多かれ少なかれこのような悩みを定期的に抱えることになりますよね。
私の経験上ですが…転職を希望する社員の多くは、以下のいずれかの年代が多いです。
転職の相談を受けることが多い年代ですね。
- 20代前半(入社直後~3年目)
- 30歳前後(入社8年目頃)
- 40歳前後(入社18年目頃)
※入社年数は新入社員を想定していますので、中途採用の場合はその限りではありません。
仕事やめたい時はどんなタイミング?

冒頭でもお伝えした通り、新卒から入社した会社員には、仕事を辞めたいと考えるタイミングがいくつかあります。
ちなみに、以下の表をご覧ください。

厚生労働省の調べから
年代別の転職回数の平均を表したものです。
意外と多いな!と感じた方も多いのではないでしょうか。
ここからは、年代別に退職を考える・決断するタイミングを理由について解説をしたいと思います。
20代前半(入社直後)
石の上にも三年ということわざがありますが、3年もたずに2年目までに会社を辞める若手が非常に多いです。
入社して1年が経過した2年目は会社を辞めたいと一番最初に考える時期だと考えています。
この時期になると、会社の業務にもなんとなく慣れてきており、周りの会社も見渡せるようになり…
こんな考えが芽生えるようになります。
例えば、学生時代の友達と会った時に、給与を聞いたら自分より多くもらっていた、とか。
業務で経験できる幅が自分の会社より多く成長度合いが全然違う、とか。
給与に不満があり、他の会社をチェックしたり、大学時代の友人と再会して年収の低さに愕然として転職活動を開始する社員も多い印象です。

ちなみに、SESエンジニアの年代別平均年収はこちらの通りです。
私が現場で感じている肌感の年収としても違和感はないですね。
もし、SESってなに?という方は、Slerとの比較を分かりやすく解説!の記事を参考にどうぞ!
SES(エス・イー・エス)ってよく聞くけどなんのこと…? SESとSler(エスアイアー)の違いがイマイチ分からない… SESとSlerはどっちがおすすめなの…? そんな疑問にお答えします。 SES、Slerってなに?という[…]
隣の芝生は青く見える、とはよくいったものでですが、自分の会社の待遇や人間関係に疑問をいだき始めて会社を辞める選択肢を検討する初めての時期が20代前半の入社2年目頃が多いです。
30歳前後(入社8年目頃)
30歳前後は社会人になって8年程度が経過、仕事にも慣れて人によってはリーダー的なポジションに任命されているケースも多いでしょう。
この年代になると、冷静に世の中を見渡せるようになって、
- 今の会社にずっと勤めていて大丈夫なのか?
- 自分の価値はもっと高いのではないだろうか…?
- 会社を辞めて違う業界にチャレンジしたい
こういった悩みを抱える時期でもあります。
以下の図をご覧ください。
IT企業のSESエンジニアにおける年代別の作業イメージ、年収の高低を見える化しています。

オレンジ背景になっている30代前後がまさに今回の対象ゾーン。
プロジェクトリーダー(PL)として、現場の管理もしつつ、設計工程など上流で顧客との折衝なども発生します。
やることがとにかく多いにも関わらず、年収はさほど高くないという状況の子が多いのも特徴です。
この年代で優秀な子には、負荷が集中するケースが多いと感じます。
現場でもリーダーを任せることができるようになり、部下の面倒や他社要員含め体制でのプロジェクト推進を対応するケースも多いと思います。
仕事量の割に年収が低い…適正な評価をしてもらっていない…そう感じて転職活動をする子も多いですね。
自分の立ち位置、会社の将来性や人間関係などを総合的に判断し、この会社で働き続けて良いか?を冷静に判断できるだけの知識が身についている時期と言えるのかも知れません。
全く違う業界への挑戦を決断する子も一定数はいますね。
ある程度の年数をIT業界で働いてきて限界を感じたりするケースが多いですね。
40歳前後(入社18年目頃)

このころになると、出世できる組とそうでない組がはっきりと分かれてくる会社も多いのでは?出世街道から外れたのであれば自分の好きなことを仕事にしたい。もっと楽な仕事に就きたい、などと考えて会社を辞めるという決断をする人もいます。
また、この年代に多い退職の理由には以下が多い印象です。
- 管理職の道を諦めてフリーランスを選択
- 親の介護、子供の面倒を見るため実家へ帰省
特に、40代、50代になると親の介護を理由に退職する社員が多くなっている印象です。
仕事を辞めたいと考える理由5選

会社を去っていった社員、転職を相談してきた社員の理由のうち、多かった上位5選を解説したいと思います。
人間関係

仕事を辞めたい!と考える一番の理由は”人間関係”です。
- パワハラ・セクハラ上司がいる
- 自分の部下だけやる気のないメンバーが集まる
- 客先の担当者が会話が通じない…
ストレスの大半は人間関係からくるもの、とも言われている通り合わない人が職場にいるだけでストレスが溜まりますよね。
以下の図は、20代~40代までの会社員1000人にアンケートを取った仕事を辞めたい理由と割合です。

やはり、人間関係に関するものが圧倒的に1位。3人に一人の割合で人間関係によるストレスで仕事を辞めたいと考えるようです。
報酬(給与)
先ほどの円グラフにも合った通り、仕事を辞めたいと考える理由2位が給与・待遇面です。
生活をするため、余裕のある生活を送るために仕事をしているわけですから、最低限の年収ラインはキープしたいものです。
報酬が低すぎることも、仕事を辞めたいと考える要因として上位にあがってくる理由の一つです。
同じ業界、同レベルの企業で働く同年代の人と比べた時に、著しく年収が低い場合は転職を検討すべきでしょう。

上記も繰り返しとなりますが、SESエンジニアの年代別平均年収(MAX想定の年収もあり)となります。
スキルがあるにも関わらず、この年収ベースから大幅に低い場合は転職を検討したほうが良いですね。
仕事内容
いくら報酬が良くても、まったくやる気が起きない、モチベーションが下がりっぱなし、こういった業務内容だと優秀な社員が真っ先に辞めていきます。

この図は、SESのIT企業における年代別年収推移と保有スキル・経験できることをまとめたものです。
まともな会社であれば、年次が上がることと比例して記載してある工程をある程度は経験できるもの。
20代前半は開発の基礎、テスト工程が多いと思いますが、徐々に設計工程を経験し、プロジェクトリーダー(PL)の経験もできます。
IT業界の開発プロジェクトには、様々な役割、作業工程が存在します。
それぞれがどんなものなのか?を理解しておくことが重要です。
プログラミングがしたくてシステム会社に就職したのに、テストばっかりやらされる、、とか、デザイナーを目指して就職したのに、気付くとお茶くみや電話当番など雑用しかやらせてもらっていない、、など、思い描いていた業務内容とかけ離れている場合、仕事を辞めたいと考える社員がいます。
仕事量

上記の図は、IT業界の平均残業時間を記載したものです。
一番多いのは、10時間~30時間未満なので、1日1時間~2時間程度の残業でしょうか。まぁ、妥当かなという印象ですね。
45時間以上が14%もあるので、まだまだブラックな環境が多いことが分かります。
報酬はまあまあ良くて、仕事内容も想定していたものだとしても、仕事量があまりにも多すぎたり、逆に少なすぎると精神的に病んでしまい会社を辞める結果になることもありますね。
最近は、働き方改革などが浸透してきたこともあり、一昔前までの”何でもあり!”といった現場は少なくなってきていますが、それでもブラックな企業が世の中にはまだまだあるのが現実でしょう。
繰り返しになりますが、仕事は生きるうえでのお金を稼ぐためのものですから、身体を壊してまでやるものではありません。
会社の将来性
自分が勤めている会社の将来性(成長し続けることができるか?)に疑問を抱いて会社を辞めるか悩む社員も多いです。
特に、最近では終身雇用制度の崩壊が叫ばれて久しいですし、1つの会社に定年まで勤め続けるケースが少なくなっていることも関係しているのかも知れません。
どうせ転職をするのであれば、少しでも良い給与をもらいたい。そう考えるのは普通ですもんね。
そんな時に、勤めている会社の業績が右肩下がりでボーナスもカットされるような会社では、働き続けることに不安を覚えてしまいます。
- 将来性が感じられない
- どこを目標にしているか分からない状態が続く
- 現状維持に満足して変化から逃げている
こういった会社は優秀な社員から真っ先に辞めていくことになるでしょう。
辞めたい仕事を続けることのリスクとは?

辞めたいと悩みながら、ストレスを抱えた状態で仕事を継続するリスクとは…『体を壊してしまう』ことです。
以下の図をご覧ください。

驚愕の結果ですよね?なんと、アンケートに答えたIT業界で働く会社員のうち約3割の人が何かしらの心の病だと診断された経験があります。
10人のうち3人が精神病になる計算です…。
以下に記載したようなうつ病や自律神経の乱れ、頭痛などの症状は代表的なものですが、酷いと一生付き合っていかないといけない病です。
- うつ病
- 自律神経の乱れ
- 頭痛
このような病気が発症してしまう可能性もありますし、一度発症すると一生付き合わなければいけないケースも多いのです。
仕事を辞めたい時におすすめの行動とは?

自己成長(自己投資)を開始する

今すぐに転職や企業に踏み出せない理由は何でしょう?恐らくですが、自分に自信が無いからでは?
- 他の会社は雇ってくれないのではないか‥
- 例え転職できても年収がダウンするかもしれない…
- 経験値が無いので起業といっても何をすればよいのやら…
こんなことを考えて一歩を踏み出せない人が多いのが現実です。
働いている会社を辞めるとしても、続けるとしてもどちらも選択できるようになっておくことが一番重要です。
そのためには、自己成長のために自己投資をして学び続ける姿勢が大切。
エンジニアにオススメの自己投資(勉強)は以下の通り。
- 資格取得(IT関連資格)
- 外部セミナーの受講
- WEB開発/クラウド環境構築など
エンジニアとしての市場価値を高めることに直結する学習がいいでしょう。
特に、技術系の資格は分かりやすい指標ですね。
技術者の面談をしていても、資格を一つも持っていない人と、1つでも持っている人では印象が違います。当然、持っている方が印象が良いです。
なぜなら、学ぼうとする意志が見て取れるからです。
基本情報、応用情報、DB系の資格などをベースに考えればOKです!
業務以外の時間をどれだけ自分に投資できるか、スキルアップするために勉強をすることができるか、この積み重ねによってあなたの価値がドンドン高まっていくのです。
おすすめの転職エージェントは▼▼イーチキャリア▼▼です。未経験、経験が浅いエンジニアでも親身にアドバイスをくれるはずです。

副業を始めてみる

仕事内容が好きか?向いているかを自問自答する

今すぐに退職をして起業ができるスキルや覚悟がある人以外は、しばらくの間会社員と副業の2本立て生活が続きます。
また、私のように副業の結果が出た後も、会社員を続けながら副業も継続する2本立て生活を選択する方も少なくはありません。
転職を検討する

どのような理由にせよ『会社を辞めたい』と考えているのなら、今の自分が市場でどれほどの価値があるのか?を査定しておくことをおすすめします。
おすすめの転職エージェントは▼▼イーチキャリア▼▼です。未経験、経験が浅いエンジニアでも親身にアドバイスをくれるはずです。

まとめ:仕事を辞めたいと考える理由5選とは?

『【現役部長が解説】仕事を辞めたいと考える理由5選』について解説しましたが、いかがでしたか?
この記事で解説した内容はこちら。
✅ 仕事を辞めたいと考える理由5選(中小IT企業)
✅ 無理をして仕事を続けるリスク
✅ 仕事を辞めたいと考えた時のオススメ行動とは?
退職を考える年代別の時期、仕事を辞めたいと考える理由5選を経験値をベースにお伝えしました。
当てはまる部分があったかも知れませんね。
あなたが日々感じている『会社を辞めたい』の感覚。もしかするとブラック企業に搾取されていることが原因かも知れません。
もしそうなら、今すぐにでも逃げ出す必要があります。
なぜなら、記事内でも解説した通り、うつ病や適応障害、片頭痛の発症等体や心が壊れてしまうから、です。
もし、以下のチェックリストで一つでも該当するかも…?と感じたなら…。
✅ 報酬(給与)が低すぎる
✅ 仕事内容がヤバい
✅ 仕事量がヤバい
✅ 会社の将来性に疑問がある
転職エージェントに相談してみてください。
おすすめの転職エージェントは▼▼イーチキャリア▼▼です。未経験、経験が浅いエンジニアでも親身にアドバイスをくれるはずです。

ITのブラック企業を見分ける方法は以下の記事でも詳しく解説していますのでどうぞ!
転職なんて自分には縁がない…… 毎日、辛いけど、、今の環境が当たり前なんだと思う… 自分の会社はブラックなんだろうか…? こざお あなたも、そんな風に感じながら、毎日を無理して過ごしていませんか?「これが[…]