会社員が上司や同僚、後輩からの信頼を失うデメリットは計り知れません。
- 責任ある業務を任せてもらえない
- 出世できない、降級もあり得る
- 会社の居場所がなくなる
信頼は獲得するまでに時間がかかりますが、失うのは一瞬です。
この記事では、見落としがちな会社員が信頼を失う行動5選を解説します。
また、逆に信頼されるための行動、考え方についても解説しますね。
信頼を失うデメリット
これ以外にもたくさんありますが、信頼を失ってしまうと以下のようなデメリットがあります。
- 降格、ボーナスカット
- リストラ候補になる
- 会社での居場所がなくなる
これでは会社の居場所がないですよね。
これでは年収アップも昇給も望めませんから、経済的な自由を獲得するまでの時間も多く掛かってしまうことになります。
信頼を獲得するのは時間がかかりますが、失うのは一瞬です。
どうすれば信頼を失うことなく会社員生活を過ごすことができるのか?次のパートから詳しく見ていきましょう。
会社員が信頼を失う行動5選
信頼を失うことで起こるデメリットをお伝えしましたが、逆に信頼を獲得できていれば出世できる可能性も高くなりますし任される仕事も責任のあるものになっていきます。
経験値も詰めてスキルアップも出来るし、デメリットはありません。
- 嘘をつく
- 極端な自己中心的な考え
- 成長意欲がない
- レスポンスが遅い
- 仕事に対するやる気が皆無
嘘をつく
当たり前ですが、嘘をつく人は信頼されません。
相手にとってメリットのある嘘も存在しますが、ほとんどはデメリットの方が多いです。
例えば、最近ではテレワークが主流となり閉ざされた空間で仕事をする会社員も多いですよね。
そうなると、業務時間中に集中して仕事をするも、サボっているも本人次第。リアルタイムではサボってもバレません。
でも、サボったことは成果物の品質を確認すれば一目瞭然なのですぐにバレます。
また、コミュニケーションが苦手だとホウレンソウをサボる社員も多いです。
報告すべきことを報告せずに自己判断で進めてしまうケースですね。
極端な自己中心的な考え
自分のことを考えるな、とは言いません。極論、自分のため、自分の家族のために仕事をしているのですから、自分中心的考えるのは当然のこと。
でも、それが極端で周りのことを考えていない自己中だと信頼を失います。
会社は個人プレーではなく、チーム(組織)で一つのプロジェクトを推進することが多いです。
- プロジェクトが遅延していても自分だけは定時に帰る
- 能力が低いのにスキルアップの努力をしない
- チーム全体で助け合う意識がない
こう言った社員は上司だけでなく、周りのチームメンバーからの信頼も失ってしまいます。
もし、チーム戦が嫌い!1人で戦いたいんだ!と思うなら、企業なり、転職で該当する業種に行けばいいんです。
成長意欲がない
私の感覚ですが、、、
- 2割は能力が著しく低い
- 4割は求める能力には達していない
- 3割は最低限の能力はクリア
- 2割は優秀な社員
といった感じ。
要するに、10人いたら6人は会社が求める能力に達していない、給与に見合ったスキルが身に付いていないと言うことです。
にも関わらず、業務時間外はプライベートの時間なので勉強はしたくない、といった発言を当たり前にします。
そうだね。そういった意見があることも分かっているし、強制はできないね。でも、こういう社員は真っ先にリストラ候補だし、間違っても積極的に出世させることはありません。はっきり言いますが、別に良いですけど将来それだとやばいですよ?ってことです。
レスポンスが遅い
ちょっと後回しにしておこう‥で結局は忘れてしまう‥これが重なると信頼を失います。
- 上司から期限付きで直接指示をされた
- 顧客と約束をした納期(納品日)
- 顧客からの質問に対する検討結果の回答期限
このような、いわゆる優先度が高いタスクを後回しにしたり、忘れて対応できていないとだめですね。
信頼される人の特徴の一つは即レス、即対応です。
指示を出した作業に即レスしてくれるだけでかなり評価されます。これが現実です。
もちろん、ただレスを返せば良いだけではなく品質も大事です。
でも、品質と速さどちらを優先するかと聞かれたら速さです。
品質は7割、8割でもいいからレスの速さを極めましょう。
仕事に対するやる気が皆無
やる気がない社員はすぐにわかります。だから、仮に
- 仕事がつまらない
- やる気が全く出ない
- 尊敬できる上司がいない
こんな環境なら今すぐに転職活動を開始することをおすすめします。
やる気がない社員の生産性はものすごく低いのですぐに周りにバレます。
結果として生産性が低いことで周りに迷惑をかけています。なぜなら他のメンバーが吸収する必要が出るから。
さらにタチが悪いのが、その事実に気付いていないならまだしも、気づいていても開き直って改善しない社員です。
先程の成長意欲のパートでもお話しましたが、能力が低いなら最低限の努力をすべきだし、そうやってスキルアップして初めてチームの駒として認められるのです。
あなただけではなく、私だって会社で働いている以上、組織の一員(コマ)です。
コマはコマなりに、与えられた仕事を品質を担保した上でスケジュールを守って納品しなければいけません。
もっというとチームとして取り組んでいるプロジェクトなら、そのプロジェクトで同じことを考えるのです。
ちょっとキツイことをいいますが、あなたが毎月もらっている給与は、あなたの年次、スキルに応じて決定していますから、成果が会社の求めるものでなければクビになるか降格して減給するかのどちらかです。サラリーマンは法律で守られているので、簡単にはクビにはなりませんが、上記の考え方は覚えておいた方がよいでしょう。
信頼される会社員の行動5選
結論は、先程の信頼を失う行動の逆をすれば良いだけの話。
- 嘘はつかない
- 組織、チームのことを考えて行動する
- 常に成長する意識を持つ
- 棚卸→優先順位付け→光速対応
- やりがいを見つける、転職する
嘘はつかない
人間として当たり前のことをするだけ。
相手にとって、会社にとって、組織、チームにとってマイナスになる嘘はつかないことです。例えば、体調が悪いと嘘をついて在宅勤務をする、完成してないのに完成したと報告する、など。普通にいますからね、こういう社員が。
都合が悪かったり、失敗をして怒られてしまいそうな時など報告したくない気持ちは分かります。
でも、後回しにしたり、ホウレンソウをしないと傷口がどんどん開いてバレた時には悲惨です。
素直に謝る、報告、連絡、相談をする。特に都合が悪いことは率先して報告しましょう。
組織、チームのことを考えて行動する
無理に残業したり、休日出勤しろって話ではないですよ。
そんな風潮がある会社はブラックなので転職してください。
そうではなくて、仕事はチーム戦が多いですから、与えられた納期、品質、生産性を意識して行動しましょう。
有給の取得や、残業するか、しないかなども自分のスケジュールだけでなく、チーム全体、もっというとプロジェクト全体が見れるようになるとベストですね。
常に成長する意識を持つ
ちょっとまたキツいことをいいます。
もしあなたが、業務時間内の経験だけで十分に成長できているなら大丈夫。
でも、さきほども言いましたがそんな社員は10人いたら2人がいいところ。歳を重ねるごとに求められるスキル、結果は変わりますが、業務時間内だけではそれを達成できない人がほとんどだってこと。
もちろん私もその1人ですけどね。
じゃあどうするか、業務時間外に勉強やスキルアップのための行動をするんです。
こういうことを言うと、資格のために勉強することしか思いつかない方がいますが、そうではありません。
コミュニケーションスキルアップのために今まで絡んだことがない人と絡んでみる、恋人を作る努力をしてみる、ビジネスを学ぶために副業を始めてみる、文章力をつけるためにブログを始めてみる。
もうね、なんでもいいです。
家でゲームやYouTubeを見てダラダラ時間を過ごす。これだけはダメ。
ダメとは言いませんが、少なくとも10人に1人の天才ではないと思うなら、1日10分でもいいから行動してください。そうしないと、、、悲惨な未来が待っているかも。
棚卸→優先順位付け→光速対応
これをできるだけで相手の印象はガラッと変わります。
実はこれ、実践するのってかなり難しいんです。
なぜなら、タスクの整理、優先順位付けができないとダメだから。
日々多くのタスクがある中で、全てに即レスしていたら間に合いませんからね。
ここで大事なことは、タスクの棚卸を行い優先順位付けを常に行なっているか、ということです。
実は、このタスクの優先順位付けのスキルが非常に高度です。
ですし、実践の中で磨いていくしかありません。
資格をとっても、いくら本を読んでもダメです。実践あるのみ。
数多くあるやるべきこと(タスク)に優先順位をつける。無駄なタスクは捨てることも躊躇しない。
そして、優先順位が高いタスクは光の如く即対応すること。
優先順位付けを間違えていては意味がありません。だって、上司や側から見たら後回しにして良いタスクを一生懸命にこなして、優先順位が高いタスクを後回しにすることになるんですから。
- タスクの棚卸
- 優先順位付け
- 即対応、即レス
これは全てセットで身につける必要があるということです。
やりがいを見つける、転職する
あなたは、なぜ今の会社に就職したのですか?
もし理由がなんとなくで、モチベーションが上がるポイントが全くないなら今すぐに転職しましょう。
逆に少しでもやりがいがあるならそのやりがいをもっと増やす努力をしましょう。
その努力が、スキルアップのための勉強なのかもしれませんし、チームメンバーとのコミュニケーション、上司ともっと意見を交換していくことかもしれません。
いずれにしても、仕事は人生の中で大半の時間を過ごしていくものです。
どうせ人生の大半を過ごすなら少しでも楽しんでやったほうがいいし、成長しながらやりたいですよね。
その成長がチームのためになり、チームの生産性につながる、それは結果会社の利益になり自分の出世にも関係してくるわけです。
自分の人生を豊かなものにするための行動が、結果としてチーム、会社のためになり、最後は自分に返ってくる。
これがまさに好循環というわけです。
生産性が高い集団になれれば、自然と売り上げ、利益も増えていきます。
こんな好循環の組織で働くことができれば人生が豊かになりそうではありませんか?
まとめ
『会社員が信頼を失う行動5選』について解説しましたがいかがでしたか?
一度信頼を失うと回復には時間が掛かりますし、信頼を失うことによるデメリットも計り知れません。
- 降格、ボーナスカット
- リストラ候補になる
- 会社での居場所がなくなる
これらはあくまでも一例で、他にもデメリットは沢山ありますがメリットはありません。
信頼されない会社員の特徴は以下の通り。
- 嘘をつく
- 極端な自己中心的な考え
- 成長意欲がない
- レスポンスが遅い
- 仕事に対するやる気が皆無
組織で働く以上、個人プレーだけでは評価されませんし、極端な自己中だと信頼を失います。
個人の生産性(品質)はもちろん、チーム、会社の生産性を意識した行動がとれないと信頼を失ってしまうということです。
逆に、信頼を勝ち取る会社員の特徴は以下の通り。
- 嘘はつかない
- 組織、チームのことを考えて行動する
- 常に成長する意識を持つ
- 棚卸→優先順位付け→光速対応
- やりがいを見つける、転職する
簡単に言えば、信頼を失う会社員の特徴と逆のことをしていればよいだけです。
嘘はつかずに失敗を恥ずかしがったり恐れたりせずに報告する。
常に組織のことを考えて、成長意欲を持ちながら日々の生活を送る。
細かいスキルとして即レスを心がけていればOKです。
会社の仲間、上司、顧客からの信頼が獲得できれば出世できる可能性はかなり高くなります。
年収をアップさせることは、経済的な自由を手に入れるために一番重要なポイントの一つ(稼ぐ力)ですから!
日々成長し、信頼を獲得できる会社員を目指しましょう。