最初に断言してしまいますが…上司から嫌われるメリットは1つもありません。
(転職が決まっているブラック企業の場合は話は別です。)
なぜなら、上司から嫌われると以下のようなデメリットがあるからです。
- 出世できない
- 給与が上がらない
- リストラ対象になる
要するに、人生レベルの資産形成に関係が出てきてしまう訳ですね。
1つだけ覚えておいて欲しい重要なことは、
『上司には自分よりも権限がある』
ということです。
部長クラスになれば、人事権(部署異動)、ボーナスの査定、昇格推薦‥など年収に関わる部分を決定する権限が生まれます。
その上司に嫌われるということは、、、どういうことだか分かりますよね?
結論からいくと以下の5つです!
❷結果を出せない
❸成長意欲がない
❹感謝できない
❺空気が読めない
詳しく見ていきましょう。
上司に嫌われる部下の特徴5選
受け身の姿勢
言われたことしかやらない部下は評価しません。
相手目線(この場合は上司の目線)に立って考え、行動できる部下が評価されるのは当然のことですね。
最近はテレワークの仕事も増えてきていて、見られていないからサボろうと思えばサボれるという環境で働いている会社員も多いと思います。
でも、結局その環境でどの程度生産性を発揮できるか、結果を見れば部下がどれくらい働いたかは上司から分かります。
- 指示が無ければ何もしない(サボる)
- 言われたことだけをやる
- 失敗は上司など指示を出した人間のせいにする
結果を出せない
システムエンジニアの目線で話すと、スキルレベルが年次に追いついていないのはNGですね。
エンジニアは顧客から単金をもらって売上を立てるので、顧客が求めるレベルに達していないと売上が下がってしまいます。
結果として売上・利益が上がらないから評価されないのは当然です。
係長、課長、部長といった管理職は会社から結果を求められ、その結果が給与やボーナスに直結します。
だからこそ、結果を出してくれる部下の方が好かれるのは当たり前のことです。
営業職なら仕事を取って部門のノルマ達成に貢献する。
システムエンジニアならスケジュール通りに品質を保って納品する。
など上司が会社から求められているノルマ達成に大きく貢献できる部下は上司から好かれます。
これとは逆の行動、結果を出せない部下は上司から嫌われます。
成長意欲がない
結果を出し続ける社員は『成長意欲が高い』という特徴があります。
成長するために学ぶ姿勢があるので、多少の変化にも柔軟に適用できます。なので、結果を出すことができるんです。
だからこそ、自ら学び成長する意識がある部下の方が上司から好かれます。
成長意欲が高い社員には、人間力が高いため部下からも尊敬され慕われる傾向にあります。
そうなると、チームを任せられる(リーダー適性あり)ので、上司としては欠かせない部下になります。
逆に成長意欲が低い、そもそも成長する意識が無い部下は上司から嫌われます。
結果を出し続けるには、強い組織作りが不可欠で、部下の成長が必須となってきます。変化が激しい業界で戦い続けるためには、常に新しいことにチャレンジし、若手、中堅、管理職それぞれが成長意欲がある組織を作り上げる必要があるんですね。
感謝できない(伝えない)
突然ですが、あなたに質問があります。
若手の時は問題ありませんが、中堅以降の社員には営業力・コミュニケーション能力を求めるケースが多くなります。
上記にも記載した、顧客からの信頼を得て単金アップや増員などを実現するには、顧客とのコミュニケーション(営業行為)も非常に重要となります。
上司との飲み会で実践できていないことは、顧客との飲み会でも当然できないと判断をします。
上の立場になればなるほど、顧客と直接やり取りをしたり、飲み会(接待)に参加するケースも多くなります。
そういった立場に部下を上げてよいのか?を上司は常に考えて評価をしています。
感謝を伝えることができない部下を出世させようとは思いません。
空気が読めない
KY(空気が読めない)とは一昔前に流行りましたが…やはり空気が読めない部下は好かれません。
何度も書きましたが、会社は組織です。
- 会社(部門)のイベントに参加しない
- 繁忙期に自分だけ休暇を取得する
- 上司の連絡・指示を無視する
- 同じ失敗を何度も繰り返す
- 期限がある総務からの連絡に返信しない
これは一例ですが、組織の輪を著しく乱す社員は基本的に評価が低くなります。
上司も部下を複数人抱えたピラミッド型の組織を束ねている訳ですから、1人だけ空気を読まずに行動する部下がいたらどうでしょう?
会社員として働いている以上は、最低限のルールを守ることは当然として、上司や部門の意思決定には従っておいた方が評価はされるでしょう。
例えば、あなたが所属している部門には月1回の帰社日があり、部門会議を開いているとしましょう。
業務があるので強制参加ではありませんが、基本的には業務調整をして参加が推奨されています。
これは私の部門で実際に行っている事ですが、いつも業務都合で参加をしない社員が一定数います。
逆に、どんなに忙しくても参加をしてくるメンバーもいる。
私としては、部の方針、現状報告、社員間のコミュニケーションの場として非常に重要視しており、それを常に社員には伝えています。
その状態で、積極的に参加をする社員と基本的には参加をしてこない社員、どちらを評価するでしょうか?
もちろん、これだけで評価が著しく変わることはありませんが、相対的に見た時に積極的に参加している社員の方が成長し結果を出す傾向にあります。
そうなると、当然評価は積極的な社員につけるようになりますよね。
ある程度現状(環境、収入面など)に満足している状態であれば、空気は読めるようになっておいた方が良い、という意味です。
上司に好かれる部下が実践しているたった1つのこと
最後にまとめいきましょう。
今回解説した上司から嫌われる部下の特徴5選は以下の通りです。
❷結果を出せない
❸成長意欲がない
❹感謝できない
❺空気が読めない
ここまで解説した上司に嫌われる部下の行動5選で、好かれるヒントは沢山書いてきました。
なにより、嫌われる行動の逆を行えばよいだけです。
ただ、上司から好かれる、出世が早い部下が実践している考え方は以下に集約されます。
相手の立場に立って考え、行動できること。
これに尽きるかなと思っています。
結局のところ、自分中心で考えないで、相手(上司、同僚、部下、お客様など)の立場に立って物事を考えて行動できる部下が上司から好かれます。
なぜなら、この考えができると結果は出せますし、上司から好かれる行動を当たり前にできるからです。