システムエンジニアに資格は必要?不要だと断言する3つの理由

  • 2022年9月6日
  • 2022年9月7日
  • 仕事, 出世
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こざお@現役部長
このサイトでは、会社員が資産を構築してお金と時間の自由を手に入れるための方法を解説しています。

 

 

資格を取っておいた方が出世に有利だろうか…?
エンジニアで成功するにはどんな資格が良いだろう‥?

 

こんな疑問がある方も多いのではないでしょうか?

 

こざお@現役部長
答えを先にお伝えしますが『環境にもよりますが、エンジニアの資格は不要』です。
これが現時点の答えです。理由はこの記事で詳しく解説します。

 

  • ITパスポート
  • 基本情報資格
  • 応用情報資格
  • オラクルマスター
  • プロジェクトマネジメント系の資格

 

世の中には多くのエンジニア向け資格があります。

一般的には『資格取得は多ければ多いほど良い』とされていますし、転職活動時に有効なアピール手段となることも確かです。

 

でも、、、資格があれば出世できるか、高給取りになれるか、仕事が他の人よりもできるか、と言えば全く違います。

 

この記事では、出世を目指す会社員に資格が必要ない理由を解説します。

 

ゆきこ
ちなみに、パパは資格持ってるの?
こざお@現役部長
いや!エンジニア系の資格は一つも持ってないよ(笑)高卒、資格なしでも30代でIT企業の部長になって年収1000万円オーバーは可能ってことだね。要するにそういうこと。
ゆきこ
どういうことかわからないし、なんか嫌味っぽい、、、(苦笑)

 

 

なぜ、システムエンジニアに資格は不要か?結論は以下の通り。

 

  1. 資格あり=仕事ができる(優秀)ではない
  2. 資格〈実践だから
  3. 本来伸ばすべきポイントを見失う

 

詳しく解説します。

 

自分の立ち位置、目指すべき目標を決める

 

 

資格取得が必要か?不要か?を考える前に大事なことは自分が目指す将来像、今の立ち位置を整理して考えることです。

 

  1. 技術を極める
  2. 管理職になる
  3. コミュニケーションスキルは得意か
  4. 今の会社でのキャリアアップを目指す
  5. 転職を繰り返してキャリアアップを目指す

 

エンジニアと一言にいってもどこを極めるかにより道は変わります。

技術スキルを磨き続けたいのか、技術はそこそこに、管理者としてのスキルを高めて組織運営に回りたいのか‥。

 

どこを目指すかにより行動は変わってきます。

 

こざお@現役部長
30歳の時、40歳の時にどこのポジションにいたいのか?年収はいくら欲しいのか?今の会社にいるのか?別の会社?独立している?など、目標は明確であればあるほど良いですね。なぜなら、目標が明確になれば進んでいく道も明確になり遠回りをしなくても済む可能性が高くなるからです。

 

 

資格が不要な3つの理由

 

では、エンジニアリング会社で部長をつとめる管理人が考える”資格が不要な3つの理由”を解説します。

 

資格=優秀ではない

 

ここでは、エンジニア系の資格に限って話します。

結論、資格を持っているから仕事ができる、優秀だとは限らないということです。

 

逆に、資格をたくさん持っている社員より最低限の資格しか無い、全く資格はない社員の方が優秀。ですし管理職候補になっているのが現実です。

 

理由は色々と考えられるのですが、『資格で学んだことが実戦の場で生きるケースがほとんどない』というものがあります。

 

ゆきこ
なんでそうなるのかな?資格は知識を付けるために有効な手段だと思うんだけど…
こざお@現役部長
IT業界は移り変わりが激しくて、常に最新技術がアップデートされていくんだよね。広く知られた資格で学ぶ内容は、古い情報も多く実践では使えないことが多いんだ。
実践で使えない技術を一生懸命時間を使って勉強して取る、、、これが不要だと考える理由の一つめだね。

 

 

資格<実践だから

 

本質の話をすると、限られた時間、エネルギーをどこに使うか?を考えてほしいということです。

 

このブログでは、読者のあなたに資産を構築して経済的な自由を獲得してほしいと考えてます。

そのために必要なことは稼ぐ力を磨くこと。起業して圧倒的に稼げれば良いですが、そんなリスクを取れない方も多いですよね。

だから、会社員の給与、年収を少しでもアップさせるための行動が必要になります。資格取得はコスパが良いのか?と考えてみてほしいです。

 

資格の取得には当然勉強期間が必要です。受講料もいりますし、落ちた場合はまた再度勉強期間が。。

時間は有限ですし投資した分のリターンを得られなければ意味がないですよね?

 

その資格を取得してどんなリターンが得られるのか?それは、投資した時間分回収可能なのか?を考えるのです。

 

前置きが長くなりましたが、多くのケースでは、資格取得よりも実践で経験した方がスキルが身に付きますし、コスパが良いです。しかも、圧倒的ですね。

 

例えば、インフラ構築のスキルを身につけたいとします。

それ系の資格を取得した人と、同じ時間実践で経験した人、どちらかスキル高いと思いますか?当然後者の実戦で経験した人です。

 

どんな技術でも同じことが言えますので、もし資格取得をかんがえているならコストパフォーマンスを考えてみましょう。

 

こざお@現役部長
とはいえ、自分が望むスキルが実践できる現場に必ずしも従事できないのも現実です。だからといって諦めるのではなく、この技術が学べる現場に移動させてほしいと上司に相談する、転職をする、などの方法はいくらでもあります。

 

 

本来伸ばすべきポイントを見失う

 

私の部下にも資格取得マニアの子がいます。毎年何かしらの資格にチャレンジしていますし、その資格も年次でいうとかなり高度な資格だったりします。

しかも、ちゃんと合格してくるので感心してます。

 

ですが、彼が優秀かといえばそうではありません。

コミュニケーションが苦手で、会話のテンポも遅く自分で考えて(創意工夫)答えを出すのも苦手です。

 

社会人になって4年目ですが、技術、コミュニケーション、人間性など総合的にみて能力値はかなり低いです。

同年代、下の世代と比べても低いと言わざるおえません。

 

こざお@現役部長
資格取得のために勉強をこつこつとする。恐らく学生時代はある程度評価されてきたのでしょう。テストの点を取ることはできるでしょうからね。でも、社会人で求められるスキルではりません。

 

彼に必要なのは技術系の資格取得ではありません。

もっとこう、社員とのコミュニケーションを密に取ったり、知らない世界に飛び込んで色々な人と会話したり、彼女を作る努力をしてみたり、とにかくコミュニケーションスキル、会話スキルを身につけること。

 

もしどうしても資格が取りたいなら、エンジニア系ではなくコミュニケーションスキルアップを目指す資格が良いでしょう。

こうして資格取得だけに注力していると、本来自分が伸ばすべきポイントを見失ってしまう可能性があります。

 

本来、なぜ資格を取得するかというと、自分に足りないスキルを身につけて仕事に活かすこと。結果として会社から評価されて給与アップなどの結果につながるということですよね。

でも、その本質を見失ってしまいと伸ばさなくても良い所を一生懸命伸ばして、会社・上司として伸ばして欲しいと思っている自分のマイナスポイントを見ないで無駄な時間を過ごしてしまいます。

 

 

資格の取得が必要なケースとは?

 

 

こざお@現役部長

私は資格取得に絶対反対!!と言いたいのではありません。

コスパを考え、今の自分に本当に必要か、スキルアップ、年収アップに最短かを考えてほしいと言いたいのです。

 

そういう意味で、資格を取得した方がいい場面も多く存在します。

ここからは、エンジニアが資格を取得した方が良いケース3選を解説します。

 

  1. 転職時の条件となっている
  2. 昇給の条件となっている
  3. 最新技術のスキルアップのため

 

転職で必要

 

転職で年収アップ、スキルアップを目指すのはスタンダードになりつつあります。

そんな転職時に、目指す企業の入社条件として特定の資格が必要なことがあります。

 

  1. TOICK何点以上
  2. 応用情報資格保持者
  3. クラウド資格保持者

 

とか。

このように目的が明確にあるなら資格取得を目指すのはありでしょう。

 

自社の昇格に資格がいる

 

今勤めている会社でのキャリアアップ、給与アップに資格が必要なケースも同様です。

資格手当が毎月支給されるような会社の場合で、転職の予定がないならコスパは良いといえそうです。手当の金額にもよりますが。

 

注意すべきは、資格手当が一時的なケース。

ボーナスで1回だけ手当てが出るような社則の場合は、コスパが良いとはいません。

 

仮に、その資格が今後のキャリアアップで活きてくる可能性があるなら良いですが。

 

こざお@現役部長
この理由で資格取得を目指すのは、今の会社でしばらくは続けていく意思がある方です。

 

 

最新技術の資格取得を目指す

 

目指すべき技術者像が決まっている。例えば、最新のクラウド系技術を極めてフリーのエンジニアで生きていく、とか。

未来が明確で、そこに辿り着くためには資格が最短だと判断したならありですね。

 

特に最新技術の場合は、現場もそれほど多くなく、実践で経験することが難しいケースもあるでしょう。

実践できる会社に転職するには最低限の知識が必要で、資格取得の勉強が最適です。

 

こざお@現役部長

このように、あなたが置かれた環境、目指すべき未来を総合的に考えて行動することをお勧めします。

限られた時間を有効に使って経済的自由を最短で獲得する。これがブレなければ大丈夫!

 

 

タイプ別アドバイス

 

冒頭でも軽く触れましたが、エンジニアには大きく分けて以下の2つのルートがあります。

それぞれのルートでどのようにすれば最短で経済的な自由が得られるかをアドバイスしたいと思います。

 

技術スキルを極める

 

開発が好きだ、最新言語を学び続けたい、現場の最前線で戦い続けたい。このような技術畑の人が多いのもこの業界の特徴の一つ。

このような方はそれを極めれば良いし、それが活かせる環境(会社)で働くことがいいでしょう。

 

注意点は、この業界はエンジニアより管理職や営業職の方が評価される傾向にあり、エンジニアを使い捨てのように考える会社も多いということです。

オフショアも台頭し、安価での開発が可能になっている現代では、エンジニアで高単価の仕事を継続し続けるには常に情報をアップデートし続ける必要があります。

 

若い頃はいいですが、50代、60代になっても勉強して若い子に混じって現場で開発し続ける、結構辛いものです。管理も年下になってきますしね。

それでも学び続けたい、技術が好きなんだ!というなら否定はしませんし、好きなことを仕事にできているならそれが一番幸せですからね。

 

比較的この業界は廃れないでしょうし、学ぶ意識があれば食いっぱぐれることもないし、他の業界に比べて高単価なのも間違いありませんから。

 

管理職になる

 

年収アップを実現するなら、管理職になり組織をまとめるのが一番早いです。

なぜなら、1人で稼ぐには限界がありますが、組織化できれば青天井だから。

 

技術職と管理職では求められるスキルが異なります。

 

  • 組織をまとめる能力
  • 営業スキル
  • 顧客折衝スキル

 

などが管理職では必要です。

 

正直、管理職に向いている人、向いていない人がいます。

逆にいうと、技術職に向いている人、向いていない人がいるのも間違いありません。

 

自分がどっちの人間なのかを見極めることも重要なのかも知れません。

 

まとめ

今回は、『システムエンジニアに資格は必要?不要だと断言する3つの理由』をテーマに解説しましたがいかがでしたか?

 

エンジニアに資格が不要な理由は以下の3つでしたね。

 

  1. 資格あり=仕事ができる(優秀)ではない
  2. 資格<実践だから
  3. 本来伸ばすべきポイントを見失う

 

資格を持っていない社員の方が優秀なケースが多いですし、難易度の高い資格を保有しているからといって仕事ができるとは評価されません。

なぜなら、資格よりも実践の場で活かせるかの方が重要だからです。

 

また、資格を取得する本来の目的は”自分自身のスキルアップ”のためであるはず。

ですが、目的が資格取得になると本来伸ばすべきポイントを見失ってしまうケースが見受けられます。

 

また、ケースによっては資格取得が必要だと考えています。

 

  1. 転職時の条件となっている
  2. 昇給の条件となっている
  3. 最新技術のスキルアップのため

 

これらの条件がマッチする場合は、エンジニア系資格取得を目指すのはありですね。

 

本文でも解説していますが、あくまでもコスパを考えて資格が必要か?を考えて欲しいと思います。

限られた時間、人生を無駄にしないため。経済的自由にたどり着く時間を可能な限り短縮するためには、

 

  1. まずは目指すべき未来・目標・自分像を明確にする
  2. 自分に足りないスキルはなにか?を考え
  3. 足りないスキルの優先順位を付ける
  4. 優先順位の高いスキルを最もコスパ良く学べる方法を検討
  5. 検討した結果が資格取得なら迷わず目指す

 

このステップを踏むことをお勧めします!