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出世できない会社員の特徴5選と解決策【中小企業編】

なんで上司は平等に評価をしてくれないんだ…
上司に気に入られているだけの奴が出世してズルい

あなたも、こんな不満を抱えながら働いているかも知れませんね。

 

この記事では、中小企業に勤める会社員が出世できない特徴5選と、その解決策を解説します。

 
こざお

高卒・未経験の業界・39歳で部長に就任し、年収1000万円超えの管理人が、現場で目の当たりにした出世できない会社員の特徴を赤裸々に解説します。

 

結論からズバっといいますが、出世にはコツが必要です。スキルともいえるかも知れません。

 
ゆきお
そんな…コツなんかで出世されたらたまったもんじゃないよ!ズルい!!
 
こざお
でもね。それが現実なんだよ。結局は出世を決めるのも、賞与や給与額を決めるのも人(上司)なんだよ。だからこそ、ある程度のスキルは必要になってくのは仕方のないことだね。

 

年収・給与は多ければ多い方が良いですよね。

資産を増やし、人生の選択肢を増やす上でもお金が無くては始まりません。
その上で、出世とは多くの会社員(サラリーマン)にとって収入を増やす一番近道です。

 

でも、人よりも多くの給与をもらうには…?出世競争に勝ち続ける必要があります。
先行序列で自然と給与がアップし続けて、年収も平均以上の大企業に勤めているなら心配はないのかも知れません。

でも、私もそう、あなたもきっと中小企業に勤めている会社員であればそうはいきません。

 

この記事では、中小IT企業に勤める現役の部長である管理人が、中小企業で出世できない会社員の特徴と、対策について解説します!

 

お金と時間の自由を手に入れるためには収入を増やし、資産の最大化をすることが重要ですが、まずは人的資本(仕事で稼ぐ力)を伸ばすことが一番手っ取り早いです。

その意味では、所属する会社で出世をして年収をアップさせることも選択肢の一つです。

 

出世できない会社員の特徴5選

出世ができない=出世させられない=出世させたくない社員には共通した特徴があります。
その特徴を知り、避けることで結果として出世できる可能性が高くなります。

 

結果を出せない

会社ですから、売上・利益が最も重要です。
そこに貢献できなければ評価されませんし、出世はできません。

最短で出世をしたいと思うなら、圧倒的な結果を出すしかありません。

 

私が勤めるIT企業(システムエンジニアの派遣会社)では、社員+協力会社の稼働率(何人得意先に派遣して稼働したか)により売上・利益率が決まります。

結果を出すには、顧客からの信頼を獲得し、増員や新規案件の獲得をし売り上げを上げ、単価アップによる利益率アップを実現する必要があるんですね。

 

どの会社であっても考え方は同じです。
自社の売上・利益にどれだけ貢献しているか?これが出世できるかどうかの一番の理由といっていいでしょう。

上司は、部下がどの程度自社、自部門の利益に貢献しているかを見ています。
だって、目標が達成されれば自分自身も評価されるわけですから。

 

よく結果を出していないのに自分の意見を主張している会社員を見かけますが、ハッキリ言ってありえませんね。
上記した通り会社である以上は利益を出さなければ継続できませんし、他の社員よりも出世させる社員は、他の社員よりも実績を出している必要があるんですね。

 
こざお
仕事って『他社貢献』なんですね。他社は顧客であり、会社でもあり、上司・同僚でもあります。会社は、顧客から求められていることを提供して悩みを解決することで報酬を得る訳です。この悩みが深ければ深いほど、求められれば求められるほど稼げる訳です。じゃあ、社員としては何ができるのか?を常に考えること。顧客により良いサービスを提供し満足してもらうには何が必要なのか?これを考えて行動できる人は必然的に結果を出して出世します。

 

成長意欲が低い

 

2つ目の出世ができない社員の特徴は『成長意欲が低い』という点があります。
正確にいうと、正しい方向性で成長するための自己啓発(勉強)をしている、ですね。

頑張るポイントを間違えるとNGです。
IT企業なのに英語の資格を取る、とか。勉強している資格が、部門の戦略に沿っていない、とか。

 

ちょっと自分が上司になったつもりで考えてみて欲しいのですが、あなたに幹部候補の部下が2人いたとします。

立場的には課長か、部長。当然、年間の売上目標が設定されていて、毎年目標はアップしていきます。

 

ちなみに、2人実力的にはとんとんで差はありません。

 

1人は業務時間外もスキルアップに時間を投資し成長しようとする意識が高いです。

2人目に関してはワークライフバランスという言葉が大好きで、プライベートの時間は仕事を一切遮断して、勉強も基本的に行いません。

 

当然、2人とも業務内でのスキルアップはできている前提です。

組織を作る立場で考えれば、1人目の社員を出世させたいと思いませんか?

 

だってですよ、その社員の部下ができた時にどう指導すると思いますか?当然、自己投資を当たり前にする社員はその考え方を始動するでしょうし、ワークライフバランスを重視する社員もしかりです。

どちらを上に置いた方が組織が長続き、強い組織になるでしょう?私は前者の成長意欲が高い社員だと考えています。

 

運がない

残酷な現実をお伝えしなければいけません…。会社員である以上、自分が望む部署への配属は約束されていません。

配属ガチャ、なるワードが当たり前に周知されるようにもなりました。

「配属ガチャ」とは、企業が従業員を特定の部署や勤務地に配属する際に、その結果が本人の希望や適性と合致するかどうかが運任せであると感じられる状況を指す造語です。カプセルトイのランダムな出玉を意味する「ガチャ」に例えられ、希望通りの配属が「アタリ」、不本意な配属が「ハズレ」として捉えられます。この状況は、特に新卒社員の早期離職の要因となるため、企業の人事戦略において重要な課題となっています。

 

そして、配属された部署により、あなたの運命(出世できるかどうか)が決まると言っても過言ではありません。
特に、中小企業はその傾向が顕著に表れるのです。

 

私が10年以上、中小企業で勤めて、部長に就任した結論から言わせてもらいます。
上司の実力により部下の生涯年収、出世できるかどうかはほぼほぼ決まってしまうと言って間違いありません。

 

なぜ配属された部門により出世が決まるのか?その理由は以下の通り。

  • 結果を出し続けることが難しい
  • 出世の枠が限られてしまう

 

まず、結果を出し続けるには部門長(あなたの上司)が成長し続ける必要があるんです。
なぜかというと、現状維持だといずれ衰退してしまうから。

同じ業種、業態、顧客だけで成長し続けることは難しくて、時代の変化に敏感に反応し、自分自身も変化していく。この考えが必要なんです。

そして、結果を出し続けることができなければ、出世の枠が広がることもなく、定年で退くまで待つしかない状態に‥‥

これでは上が詰まっていくら結果を出しても出世できないことになってしまうのです。

 

常に結果を出し、変化をして新しいことにチャレンジしていく。こういった上司の元で働いていれば、いずれ出世の道が切り開かれる可能性は高いです。

 

だからこそ、”デキル上司”のいる部署に配属されること、そして運悪く”デキナイ上司”のいる部署に配属された時にいち早く異動・もしくは転職することが重要なのです。

 

これに関しては解決策のパートでも詳細に解説しますが、運が悪いから仕方ない…と諦める必要はありません。

 

アピール下手

 

部下の出世を判断する上司は、あなたが想像する以上に忙しいです。
少なくとも十数人、数十人という部下を抱え、上司自身も業務をこなしながら部署の数字を見たり顧客との調整を行っているのです。

 

ですから、

  • あなたが今期頑張った事
  • 成長したこと
  • 評価して欲しいポイント

を細かくチェックすることは残念ながらできません。

 

まぁ、これも上司の能力によってかなり差が出るポイントだったりもしますが。

とはいえ、100%確認することが難しいのは確か。

 

せっかく頑張って実績を上げたり、スキルアップのために行動を起こしたなら、しっかりとアピールすべきです。

だからこそ、、あなたのアピールセンスが重要なのです。

 

例えば、定期的時実施している個人面談や、上司と話す機会があればその場で自分の実績、評価して欲しいポイントを分かりやすく端的に伝えましょう。

少し話が逸れますが、何事も準備が最も大切です。部下を見ていていつも思っていて指導していますが、準備が足りなすぎます…。

 

  • 会議資料のチェックが甘い
  • 打ち合わせのイメージトレーニングをしていない
  • 面談時の練習をしない

 

私としては、仕事は準備が全て、準備さえ万端にできていれば仕事の9割は終わり、くらいに思っています。

だからこそ、大事な会議や打ち合わせの前は休日でもずっと仕事のことを考えているし、思いついたらPCを開いて資料を更新したりします。

そうやって入念に準備をするからこそ、圧倒的な結果を出すことができるんですね。

 

じゃあ、平社員はどうすれば良いのか?やることは一緒です。

上司との面談が予定されているのであれば、準備です。とにかく準備を入念にするのです。

アピールポイント、聞きたいことなどをメモにまとめておく。話の流れも考えて上司が分かりやすい状態を準備しておく。
上司はどれだけ部下が準備をしてきているのか、一瞬で分かります。そういう点も評価につながるのです。

 

そうやって入念に準備をして上司とのコミュニケーションを取っていれば、アピール下手にはなりませんし、正しく評価される可能性もグッと高くなりますよ。

 

コミュニケーション下手

これも残酷な現実ですが、コミュニケーションスキルが低い会社員は出世が遅いです。

なぜなら、『リーダーとして任せることができないから』です。出世する会社員は、主任→係長→課長といった感じで役職が着き、それに伴い部下が着くケースが多いです。

そうなると、1つの組織を任せることになりますが、コミュニケーションが下手ということは部下とのコミュニケーションにも問題が発生し、上司である自分が時間を取られる可能性が高くなります。

また、役職が上がれば仕事を任せて客先とのやり取りも行うケースが多くなりますが、ここでもコミュニケーションスキルはとても重要です。

仕事だけでなく、食事会などにおいても客先から気に入られて新しい仕事を取ってきたりする営業力という意味でも、コミュニケーションが重要になってくるのです。

 

出世できる会社員に変化する3つの秘訣【解決策】

出世できない会社員の特徴を解説しましたが、いかがでしたか?自分にも当てはまっている部分がある‥と感じたのであれば意識してもらえればと思います。

ここからは、出世できない会社員から、出世できる会社員に代わるために必要なたった3つのポイントについて解説します。

結論として一番大事なことは、『成長し続ける意識を持つ』ことです。

 

上記で解決した出世できない会社員の特徴は、全てこの成長し続ける意識を持ち、正しく行動していけば解決できます。

 

結果が出ないを解決する方法

働いている業界によって、結果の種類が変わってきますが、共通していることは『あなたがスキルアップすることで結果はついてくる』ということです。

 

誤解してほしくないのは、売上・利益に直結する仕事をしている人だけではないということです。

営業職などは、直接顧客ともやり取りを行い仕事を受注するため売上に直結する仕事をしていると言えます。
受注=売上・利益なので目に見えて分かりやすいですよね。でも…

 

  • 間接部門(総務や経理など)
  • エンジニア
  • テスト・検証チーム

 

こういった部門で働いている人はどうでしょう?

直接顧客とのやり取りは少ないけど、会社として必要な人であることには変わりません。

 

間接的に売上・利益に貢献していると言えます。

だからこそ、自分に与えられた・求められている仕事内容で貢献度をアップさせるためのスキルアップをしていればOKです。

 

私が勤めているITエンジニア会社では、プログラムスキルやプロジェクトマネジメントスキルなどが向上すれば、それだけ高単価の案件にアサインすることができます。

売上(1ヶ月いくらで稼働できるか)と原価(社員を雇うのに掛かる費用)の差分が利益=結果になりますから、自分をいかに高く売り込めるようにするか、ここが結果を出すために一番分かりやすい方法です。

そのためには…新しい言語を習得する。顧客が求めているスキルを習得する。そうすればプロジェクトで活躍できる場面が増え、結果として顧客からの評価にもつながるという訳です。

 

あと大事なことを1つお伝えします。

それは、成長を焦る必要はない、人と比べる必要もないということ。

 

とにかく、成長し続けることが大事なので、人と比べるのではなく昨日の自分、先月の自分、去年と自分と比べて成長できたのか?成長の方向性は間違っていないのか?を意識できればOKです。

上司は、というか、能力のある上司は成長し続ける意識がある社員を見ています。間違いなく。

で、その結果を正しく評価しています。

 

運がないを解決する方法

  • 配属ガチャに失敗
  • 現場ガチャに失敗
  • 上司ガチャに失敗

ガチャガチャし過ぎて、よくわかりませんが…w

冗談はさておき、こんな時、、自分には運が無いから諦めよう…ではなく、自分で切り開いていけばよいのです。

 

確かに、出世をする上で運の要素があることは間違いありません。
ボンクラ上司の部署に配属されていては、そもそも部署の成績が悪く、どれだけ結果を出しても出世できない可能性があります。

 

また、仕事も単純作業や、本来自分が伸ばしたい仕事につけずスキルアップできる環境ではない可能性があります。

上司が成長意欲のない人間だと、部署の人間(同僚・上司)も同様の考え方に染まり、結果として自分自身も同じような考え方に染まってしまうのです…。

 

だからこそ、諦めるのではなく、部署移動願を出してみたり、転職を検討したりと方法はいくらでもあります。

言い出すのが怖い…
ハブられるのではないか…
我慢すればいつか変わるかも…

そんな風に考えてしまう気持ちも分かるのですが。

一度きりの人生、後悔せず自分らしく生きるには行動するしかありません。

 

ただし、、ここでも重要になってくるのが、成長意欲とスキルアップしているか?という点です。

転職するにしても、部署を移動するにしても、あなたのスキルがどの程度あるかによって結果は違ってきますし、常に学ぶ意識で成長していれば良い結果になる可能性がグッと上がります。

 

アピール・コミュニケーション下手を解決する方法

コミュニケーシスキルも天性のものと諦めている人が多いですが、訓練次第で誰でも得意になれるものです。

実は、私も学生時代はコミュニケーシが得意な方ではありませんでした。
というか、友達もほとんどいないような変わった子供でした。

 

そんな私ですが、今では誰にも負けないコミュニケーシスキルがあるからこそこの立場になったと言い切れるくらい得意です。

なぜ得意になったのか?それは、高校卒業後にとびこんだホストの世界で徹底的にコミュニケーシスキルを磨いたから。

 

そして、会社員になった後も、色々なコミュニティ(副業など)に所属し、コミュニケーションスキルをアップさせる行動をしてきたからだと考えています。

苦手だからと避けてばかりいては解決できません。
先ほどの運と似ていますが、自分で切り開いていくしかないのです。

 

まとめ

出世ができない会社員の特徴5選とその解決策3選を解説しました!

 

出世ができない会社員5選

  • 結果を出せない
  • 成長意欲が低い
  • 運がない
  • アピール下手
  • コミュニケーション下手

 

上記を解決するには、『成長し続ける意識を持つ』ことだとお伝えしましたね。

 

1つ重要なことをお伝えし忘れていましたが、この成長し続けるために行動するのは業務時間外です。

9時―18時の業務以外の時間がどれだけ成長するための行動(勉強)ができるか、ここに出世できるかどうかの分かれ道があると覚えておいて下さい。

 

そしてもう一つ大事な考え方なのですが、この成長するための行動を業務ととらえている間は成長速度が非常に遅くなるので注意してください。

どういうことかというと、業務時間外に勉強することはあくまでも自己投資、未来の自分に対して投資をしているのです。

 

今勉強し成長しておけば、未来の自分は確実にスキルアップしているはずなのでそれに対する対価を得ることができるようになる、という考え方をするのです。

この考え方ができるようになると、自然と出世も出来ますし、転職活動でも良い結果を得ることができます。