「高配当株って、どの銘柄を買えばいいかわからない」
そんな声をよく聞きます。私も最初はそうでした。
今は資産2,000万円・年間配当30万円を達成したIT部長のこざおです。高配当株投資を始めてから気づいたのは、「銘柄選びのルールを決めること」と「暴落時に買える準備をしておくこと」の2つが全てだということ。
この記事では、私が実際に使っているスクリーニング基準と、暴落時のまとめ買い戦略を、リベ大(両学長)の考え方をベースに解説します。
1. 高配当株投資の基本的な考え方
私がインデックス投資を続けながら高配当株投資を始めた理由は、この「キャッシュフローの感覚」を体験したかったからです。最初に数百円の配当が振り込まれたとき、「企業が勝手に稼いでくれた」という感動は今でも忘れられません。
高配当株投資で大切にしているのはこの3つです。
- 利益率が高くてキャッシュリッチな優良企業を選ぶ
- 超長期保有を前提に、減配リスクを常に監視する
- 暴落時にまとめて仕込む(毎月コツコツより、暴落時に集中購入)
2. リベ大(両学長)の銘柄選定基準とは
両学長が高配当株を選ぶ際の評価基準は以下の通りです。私のスクリーニングもこれをベースにしています。
| 評価 | 意味 |
|---|---|
| ◎ 優秀 | 学長基準を高い水準で満たす。利益率高い・キャッシュリッチ・安定成長・増配 |
| ○ 良好 | 概ね学長基準を満たすが、一部項目(利益率・自己資本比率等)がやや低い |
| △ 要注意 | 複数の懸念点あり。業績変動・自己資本比率低め・減配リスク等を監視 |
| × 不適格 | 学長基準を明確に満たさない銘柄 |
3. 私が使っているスクリーニング8項目
私が銘柄をスクリーニングする際に確認している8つの項目です。これをクリアした銘柄だけを「暴落時候補リスト」に入れています。
① 売上高トレンド|安定して右肩上がりか
| 評価 | 基準 |
|---|---|
| ◎ | 10年以上の一貫した増加 |
| ○ | 5〜9年の増加トレンド |
| △ | 横ばいまたは波がある |
| × | 下落傾向 |
② EPS(1株利益)|安定して増えているか
一時的な揺れは許容しますが、長期的に右肩上がりであることが理想。赤字・減少傾向の銘柄は候補から外します。
③ 営業利益率|7%以上が合格ライン
| 評価 | 基準 |
|---|---|
| ◎ 優秀 | 10%以上(高収益体質) |
| ○ 合格 | 7〜10% |
| △ 注意 | 5〜7%(業種次第) |
| × 不合格 | 5%未満 |
④ 自己資本比率|40%以上マスト、60%超えで安心
⑤ 営業キャッシュフロー|安定してプラスか
本業でしっかり現金を稼いでいるかを確認します。営業CFがマイナスの企業は要注意。10年以上プラスを継続している企業が理想です。
⑥ 現金等|手元資金が潤沢か
「キャッシュリッチ」かどうかの確認です。10年で現金が増加傾向にあり、十分な手元資金を持っている企業を優先します。
⑦ 1株あたり配当金|連続増配が理想
10年以上の連続増配または累進配当(下げない配当)を続けている企業は、今後も増配が期待しやすいです。過去に大幅減配歴がある銘柄は注意が必要。
⑧ 配当性向|30〜50%が理想
| 評価 | 基準 |
|---|---|
| ◎ 理想 | 30〜50%(余裕があり持続可能) |
| ○ 許容 | 20〜30%または50〜60% |
| △ 注意 | 15〜20%または60〜75% |
| × 危険 | 15%未満または75%超(持続リスク大) |
4. 購入トリガーの決め方|利回り〇%・株価〇〇〇円で買う
購入トリガーの設定例
例えばアイティフォー(4743)の場合(2026年3月時点の株価1,698円・配当80円・利回り4.78%):
- 利回りトリガー:配当利回りが5.0%以上になったら購入(→株価1,600円以下が目安)
- 株価トリガー:株価が1,628円以下に下落したら購入
このように事前に「この価格になったら買う」を決めておくことで、暴落時に迷わず動けます。
5. 暴落時まとめ買い戦略|目星をつけた銘柄リストを常備する
私が実践している暴落時まとめ買い戦略の流れです。
STEP 1:平時に「買いたい銘柄リスト」を作る
スクリーニング8項目をクリアした銘柄を常時リスト化しておきます。このリストは定期的に最新化し、株価・利回り・財務データを更新し続けます。「いざというとき何を買うか」を普段から考えておく。
STEP 2:銘柄ごとに「購入トリガー」を設定する
前述の通り、「配当利回り〇%になったら買う」「株価〇〇〇円になったら買う」を事前に決めておきます。
STEP 3:暴落が来たら粛々と買う
STEP 4:リストを常に最新化する
決算情報・増配・減配のニュースが出たら、随時リストを更新します。「買いたい銘柄」が変わることもあります。財務が悪化した銘柄はリストから外す判断も必要です。
6. 私の高配当株候補リスト(2026年3月時点)
以下は私が実際に管理しているスクリーニングリストから、学長評価◎かつ配当利回り4%以上の銘柄を抜粋したものです(2026年3月22日時点のデータ)。
| コード | 企業名 | 業種 | 株価(円) | 配当(円) | 利回り(%) | 自己資本比率(%) | 営業利益率(%) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 6381 | アネスト岩田 | 機械 | 1,680 | 83 | 5.06 | 67.7 | 9.2 |
| 8130 | サンゲツ | インテリア | 3,195 | 155 | 4.96 | 61.5 | 10.5 |
| 4743 | アイティフォー | 情報サービス | 1,698 | 80 | 4.78 | 79.5 | 15.2 |
| 9381 | エーアイテイー | 国際物流 | 2,250 | 100 | 4.52 | 74.6 | 8.5 |
| 6345 | アイチコーポレーション | 建設機械 | 1,380 | 60 | 4.47 | 83.7 | 10.5 |
| 7820 | ニホンフラッシュ | 建材 | 830 | 36 | 4.46 | 71.4 | 10.2 |
| 9769 | 学究社 | 教育・学習塾 | 2,406 | 103 | 4.34 | 60.3 | 12.5 |
| 9757 | 船井総研HD | コンサルティング | 1,127 | 48 | 4.32 | 72.4 | 18.5 |
| 6345 | アイチコーポレーション | 建設機械 | 1,380 | 60 | 4.47 | 83.7 | 10.5 |
| 7931 | 未来工業 | 建材・電設資材 | 3,240 | 130 | 4.09 | 79.2 | 14.8 |
| 2169 | CDS | 情報サービス | 1,827 | 74 | 4.06 | 83.9 | 14.5 |
| 3771 | システムリサーチ | 情報サービス | 1,773 | 70 | 4.06 | 67.4 | 11.5 |
| 4674 | クレスコ | 情報サービス | 1,477 | 58 | 4.03 | 71.1 | 10.5 |
| 4746 | 東計電算 | 情報サービス | 4,370 | 173 | 4.03 | 79.6 | 12.5 |
| 6957 | 芝浦電子 | 電子部品・センサー | 7,110 | 288 | 4.00 | 82.8 | 15.5 |
| 7817 | パラマウントベッドHD | 医療・介護機器 | 3,515 | 124 | 4.00 | 75.0 | 16.5 |
※このリストはあくまで私個人の調査結果です。投資判断はご自身でお願いします。
7. 基本は売らない|売却する基準だけ決めておく
リベ大(両学長)推奨の売却基準を参考に、私が設定している売却トリガーは以下の4つです。
売却基準①|減配または無配になったとき
高配当株を保有する理由は「配当をもらうこと」。減配・無配転落は投資前提が崩れたサインです。業績悪化による減配の場合は、速やかに売却を検討します。
売却基準②|業績が継続的に悪化しているとき
一時的な業績悪化は許容しますが、売上・EPS・営業利益率が2〜3年にわたり悪化し続けているときは要注意。「一時的な逆風」か「構造的な問題」かを見極めます。
売却基準③|財務が著しく悪化したとき
自己資本比率が大きく低下したり、借金が急増している場合は減配リスクが高まります。キャッシュフローがマイナスに転落した場合も要警戒です。
売却基準④|より良い銘柄に乗り換えるとき
8. まとめ|自分なりの判断基準を持つことが最重要
この記事でお伝えしたことを整理します。
- 高配当株の真の魅力は「配当金というキャッシュフローを今の生活に活かせること」
- リベ大(両学長)の基準を参考にしつつ、自分なりのスクリーニング基準を持つ
- 8つのチェック項目(売上・EPS・利益率・自己資本・CF・現金・配当・配当性向)で絞り込む
- 購入トリガー(利回り〇%・株価〇〇〇円)を事前に決めておく
- 暴落時に迷わず動けるよう、平時から「買いたい銘柄リスト」を常備・最新化する
- 基本は売らない。ただし減配・業績悪化・財務悪化の売却基準だけは明確にしておく
次のステップとして、以下の記事も参考にしてください。
※本記事の銘柄情報は2026年3月22日時点のデータです。投資は自己責任でお願いします。本記事は特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。