職場の人間関係に疲れたときの割り切り方|休職も経験した部長が書く

仕事そのものは嫌いじゃない。

 

でも、あの人と話すと消耗する。会議のあとはぐったりする。休日も、月曜のことを考えると気が重い。

 

職場の人間関係に疲れるのは、能力の問題ではありません。

 

私はIT業界で19年、うち部長として6年。うつ病で3ヶ月休職した経験もあります。今は人を配置する側にいますが、消耗していた時期のほうが長いです。

 

この記事では、疲れたときにどう割り切ればいいのかを書きます。「気にしないようにしましょう」とは書きません。それができれば苦労しないからです。
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📌 この記事を読むとわかること

  • 「人間関係が疲れる」を分解すると手が打てる話
  • 疲れの中身ごとに、やることが変わる
  • 距離を置く前に、やっておくべきこと
  • 部長になった今、私がどう割り切っているか
  • 我慢してはいけないサイン
  • 場所を変えたほうがいい場合の判断基準

この記事の要約

「人間関係が疲れる」とまとめてしまうと手が打てません。特定の人なのか、業務量なのか、評価されないことなのか。中堅SESの部長が、疲れの中身ごとの対処と、距離を置くまでにやっておくこと、そして我慢してはいけないサインを書きました。

結論|まず、何に疲れているのかを分けてください

先に答えを書きます。

 

「人間関係が疲れる」のままだと、何も手が打てません。

 

分けると、だいたい4つに収まります。

疲れの中身で、打つ手が変わる
疲れの中身で、打つ手が変わる
全部当てはまる気がするんですが……
それなら、いちばん大きいものをひとつ選んでください。全部を一度に何とかしようとするから動けなくなるんです。

距離を置くまでに、やっておくこと

最終的に距離を置くのは、正しい選択です。私もそうしています。

 

ただし順番があります。

距離を置くまでに、やっておくこと
距離を置くまでに、やっておくこと

① 何に疲れているのかを分ける

先ほどの表のとおりです。特定の人なのか、量なのか、評価なのか、空気なのか。

 

ここを飛ばすと、次の職場でも同じことが起きます。

② 変えられる範囲だけ、手を打つ

相手の性格は変わりません。変えられるのは、接触の頻度と場面です。

  • やり取りを口頭からチャットに寄せる
  • 1対1を避けて、誰かを挟む
  • 報告の形式を決めて、雑談の余地を減らす
  • 関わる作業を切り分けてもらう

 

小さいことですが、実際に効きます。

③ 自社の上長に相談する

客先常駐の場合、ここが抜けている人が本当に多いです。

 

体制や担当は、相談すれば変えられることがあります。

 

私自身、相性が悪くて他のメンバーにも影響が出ていると判断したときは、組織変更をしています。担当を変える、チームを分ける、人を増やす。

言わないと分かりません!黙って限界まで我慢されるのが、いちばん困るんです。

相談の順番は客先常駐がつらいときに考えることに詳しく書きました。

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④ それでも駄目なら、距離を置く

ここまでやって変わらないなら、無理に続ける関係ではありません。

 

必要な業務連絡はする。それ以上は踏み込まない。飲み会に毎回出る必要もありません。

私がどう割り切っているか

正直に書きます。

 

私は、普通に距離を置きます。

 

無理に合わせることはしません。疲れる人間関係を続けなくていい状態を作るために、ここまで頑張ってきたという感覚があります。

 

38歳で部長になって、裁量が増えました。そのうえで意識してやったのが、付き合いやすい大型の顧客を取りにいくことでした。

環境は、ある程度は自分で選べるんです。立場が上がるほど選べる幅が広がる。これは管理職になってよかったことのひとつです。

もうひとつ、自分に言い聞かせている言葉があります。

 

仕事は生きるために必要だからやるのであって、仕事のために生きているのではない。

 

当たり前のことなのですが、消耗しているときほど忘れます。

 

管理職になると何が変わるかは管理職になりたくない人へに、得たものと失ったものを書きました。

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この歳になって担当を変えてくれと言うのは、わがままに聞こえませんか
言わずに潰れるほうが、会社にとってはずっと大きな損失です。年齢は関係ありません。むしろ経験がある人ほど、抜けたときの穴が大きいので早く言ってほしいです。

我慢してはいけないサイン

ここだけは、順番を飛ばして構いません。

  • 眠れない日が続いている
  • 朝、体が動かない
  • 食欲が落ちた状態が何週間も続いている
  • 休日も仕事のことが頭から離れない
  • 人格を否定するような言動を受けている

 

この段階なら、相談の順番より先に医療機関です。

 

私自身、うつ病で3ヶ月休職しました。今から振り返ると、崩れる前にサインは何度も出ていました。当時は「このくらいで休むのは甘え」だと思っていました。

あのとき早く手を打っていれば、3ヶ月も休まずに済んだと思います。本当に。

休むと決めたら、診断書を出してください。診断書があれば、会社は動かざるを得ません。

相談しても理由が返ってこないなら

人ではなく場所を変える段階かもしれません。すぐに動かなくても、どんな求人があるのかを知っておくだけで、気持ちが楽になることがあります。運営元と対応範囲は、利用前にご確認ください。

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場所を変えたほうがいい場合

判断の材料は、ひとつで足ります。

 

相談に対して、理由の説明があったかどうか。

 

「今すぐは難しい。こういう理由で、この時期なら動かせる」。これなら、会社は向き合っています。

 

一方で、理由もなく「もう少し頑張ってくれ」しか返ってこないなら、次も同じことが起きます。

 

そのときは、人ではなく場所を変える段階です。失敗しないための準備はSE転職で失敗する人の共通点にまとめました。

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よくある質問

Q. 距離を置くと、評価が下がりませんか?

業務に必要なやり取りをしていれば下がりません。評価は、仲の良さでは決まらないからです。

 

ただし、報連相まで減らすと話が別になります。そこだけは切り分けてください。

Q. 飲み会を断り続けても大丈夫ですか?

大丈夫です。ただ、社内との接点がゼロになると、評価する側に情報が届かなくなります。

 

飲み会でなくて構いません。帰社したときに5分話す。それで十分に代わりになります。

Q. 気にしないようにする方法はありますか?

正直に言うと、ありません。気にしない努力より、接触を減らすほうが早いです。

 

感情でなく、環境を変えるという発想に切り替えてみてください。

Q. 自分に原因があるのではと思ってしまいます。

その可能性もあります。ただ、全員と合わないのか、特定の人とだけ合わないのかで意味が違います。

 

特定の人だけなら、それは相性です。全員と合わないなら、自分の側を見たほうが早いかもしれません。その場合は職場で好かれる人と嫌われる人の違いを読んでみてください。

まとめ

職場の人間関係に疲れるのは、能力の問題ではありません。

  • 「人間関係が疲れる」のままだと手が打てない。まず分ける
  • 相手は変えられない。変えられるのは接触の頻度と場面
  • 自社の上長に相談する。体制は変えられることがある
  • そこまでやって駄目なら、距離を置いていい
  • 体調のサインが出ているなら、順番より先に医療機関
  • 相談に理由の説明が返ってこない会社は、次も同じ

 

仕事は生きるために必要だからやるのであって、仕事のために生きているのではありません。

 

この順番さえ間違えなければ、だいたいのことは何とかなります。

 

イライラの対処については仕事でイライラする時の原因と対処法、辞めたい気持ちが強いなら仕事を辞めたいあなたへをどうぞ。

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